2016年 海外出張記録
2016 ミュンヘン ショー
2016年10月
世界三大ミネラルショーの一つに数えられているミュンヘンショーに行って参りました。ミュンヘンはドイツ南部に位置し、
ドイツ連邦州であるバイエルン州最大の都市で州都です。市中心部にはマリエン広場があり、新旧市庁舎が聳える人
気スポットです。また、すぐ近くには世界で最も有名なビアホールとして知られる 「ホーフブロイ ハウス」 もあり、私達も
その店でビールを味わって参りました。

ショー会場は市の中心部より東側の外れにあるメッセ会場の一部で、ミュンヘン中央駅から地下鉄2号線で約25分ほ
どの終点「Messestadt Ost」 駅から徒歩3分と言うアクセス抜群の場所です。

羽田空港から約12時間でミュンヘン国際空港に到着、小雨で寒い夕刻でした。


市内のほぼ中心に位置する人気のマリエン広場


世界で最も有名なビアホールとして知られる 「ホーフブロイ ハウス」


ビールはさすがに本場で美味しいのですが、ジョッキがデカくて重い!


つまみは定番のソーセージで


生演奏がとても良い雰囲気です


会場へ向かう歩道はすでに冬の景色です


会場内のメイン通路脇にはハイグレードな鉱物が綺麗に展示されていますが、とても手が出る金額ではありません。


やはりヨーロッパアルプスの鉱物が人気です、氷の様な水晶

アルプスの鉱物といえば何と言ってもこれ! 水晶に乗るピンクフローライト

2016 デンバー ショー
2016年9月
9月8日からアメリカ・コロラド州デンバーで開催されたミネラルショーに買付けに行って参りました。
デンバーショーは何と8年振りですので、すっかり「浦島太郎」状態です。今回もエム・ストーンの
光宗社長に付いて回る金魚の糞です。

         成田空港から直行便で9時間52分でデンバー国際空港に到着です。デンバーは「マイル・シティー」と呼ばれているように
         海抜約 1,600メートル程の標高ですが、今回は殆ど晴天でかなり暑かったため日本の真夏に逆戻りした感じでした。


各会場間の移動はレンタカーを使いました、今回の車はトヨタ・カローラで運転がし易かった様です。


今から8年前の2008年 デンバーにて、パキスタンの仲間達と 左端が自分


今年のデンバー ショー会場の一つ ラマダホテルにて、8年前と比べると少し白髪が増えたかな?


今回の宿 クオリティーイン、ここもショー会場です。




別会場の 「コロシアム」、 ここにはドイツ人の友人 Gunnar が出展していました

2016 サン マリーショー
2016年6月
         6月22日から僅か5日間でしたが、今年もフランス・サンマリー ショーに行って参りました。今回は毎年一緒に参加してい
         るエムストーンの光宗社長と、新たに横浜で店舗を構える「小さな星雲」の住野さんが加わり、トンボ帰りの旅程ながら楽し
         いフランス出張となりました。

         三人其々別ルートにてドイツ・フランクフルト国際空港で落ち合い、そこからレンタカーを駆ってドイツとフランスの国境の町
         ストラスブールのヒルトンホテルに到着したのは午後9時前でした。未だ辺りは明るくて日本の午後6時頃の感じです。早
         速行きつけのスーパーマーケットでワインと多少のおつまみをゲットして、ホテルの部屋で無事到着出来た事に乾杯!

2日目の朝ホテルを自動車で出発、アウトバーンをスッ飛ばして1時間20分程でサンマリー村のショー会場に到着です。
         毎年お世話になる段ボール工場の臨時駐車場に車を預けていざショー会場へ。

ドイツのアウトバーンは慣れないと怖いです、時速160kmも出していてもあっと言う間に横を抜かされて行きます。


ショー期間中は臨時駐車場となる段ボール工場の看板犬ですが、昨年見たときにはもうそろそろ寿命かな?と思ったのですが
      何の何の今年も元気でお迎えしてくれました。



今年は好天に恵まれ真夏の様な感じでした

物凄く暑いので仕入れをしながら何回ビールを立ち飲みしたか分かりません。


忙しい買付けの合間に、お昼は屋台の薄生地でパリッと焼けたピザを冷たい生ビールと共に。




会場建屋の中はまるでサウナ風呂の様です

        初日は頑張って買い付けをして予定通りの仕入れが出来たので、ストラスブールに戻ってから街を流れるセーヌ川の支流に
        当たるイル川の畔に佇むレストランでちょっと豪華な夕食です。ここの白ワインが格別に美味しいので調子に乗って2本空け
        てしまいましたが、最後に勘定書きを見て・・・・?!
 マァたまの贅沢です。

「BOECKEL」は、アルザス地方では超有名なワインで、きりっとした切れ味の白ですが
口に含んだ瞬間にふわぁーと広がるがるフルーティーな感覚が秀逸です。






美味しい物を食べている時は皆さん嬉しそう!

2016 ツーソン ショー
2016年1月
        毎年お正月を終え、ほっとする暇もなくツーソンショーの季節がやって参ります。今回は私がこの石の商売を始めてからちょうど
        10年が過ぎ、初心に戻ってまた一年一年商売を続けて行こうと気合を入れ直す思いで始まりました。
        まだアマチュア時代の1980年(昭和55年)に初めてツーソンを訪れてから36年が経ちましたが、今年のツーソン・ショーも当時と
        変わらなく活気に満ちた12日間を過ごす事が出来ました。何より最初に訪れた時と比べて変わった事は、当然の事ながら海外
        ディーラーの友達がたくさん出来た事でしょう。そしてそれらの友達たちは、フランス・サンマリーショーやドイツ・ミュンヘンショー
        はじめ世界のショーでも気楽に話が出来る親友です。やはり毎年毎年の積み重ねが大切なのだなぁと痛感いたしました。


成田からサンフランシスコ経由で約15時間、ツーソン国際空港に到着、荷物テーブルで待つlていると京都の大江理工社さんとバッタリ。


今年も投宿はサテライト会場の中でも鉱物標本の豊富な 「Tucson City Center Hotel」 です。


到着後すぐに日本のショーでもお馴染みの 「Mc'Neils Minerals」 さんのお部屋で宅配ピザで夕食です


翌日から早速いろんな場所にあるミネラルショー会場で標本選び、エムストーンの吉川さんが 「この水晶買いたい!」 ・・・・・。


サメの歯化石の専門店、こんなのに噛まれたら一巻の終わりです。


今晩は日本の標本屋の皆さんと和食を堪能、一寸食べすぎたかな?


次の日はロスから愛犬のルーク君と自動車でやって来たマキコさんと鉱物を物色、しかし中々思うようなクオリティーの物は見つかりません。


マキコさんの知り合いのハーキマー水晶掘りのお兄さん、昨年の秋に凄いのを当てたそうで。


マキコさん、これネックレスにはちょっと大き過ぎません?


中国で最近見つかったモリブデン鉛鉱 (左右約30mm) のトップグレード標本、値段を見て下さい全く手が出ません。


途中から福岡の安成さん達と合流し、今夜はスシバーで一杯。



外食しない夜はホテルの部屋でお酒を持ち寄っての飲み会、日本とは異なりかなり大騒ぎをやらかします。


そんなこんなであっと言う間のツーソンでしたが、買い付けた標本をご覧下さい。(或る日のツーソンの夕暮れ

 2015年 海外出張記録
タイ・バンコク に宝石鉱物の買い付けに
2015年12月
       タイの首都バンコクは世界中の宝石が集まる一大ジュエリータウンです、その中心である「ジェムトレーディングセンター」は大き
        な建物で幾つもの宝石卸の店舗がひしめいているアジア最大の宝石の街のシンボルです。今回は特に宝石鉱物の原石を求め、
        短期間ではありましてが買付けに行って参りました。

バンコク市の中心にほど近いシーロム通りに面してジェムトレーディングセンターの入るビルが建っています

この正面入り口を入ればB1〜4Fまでのフロアは大小の宝石店で埋め尽くされています


今回泊まったホテル、装飾がタイらしいですね

       日本から飛行機で約6時間でタイ・バンコクのスワンナプーム国際空港に到着し、タクシーで約1時間で市内中心エリアまで到着
       しました
既に宝石街の閉まる時刻でしたので今日はビルの入り口に有る両替店で日本円をタイバーツに交換してから(1タイ
       バーツは約3.6円)夕御飯を食べに繰り出しました。

       タイ市内は慢性的な渋滞ですのでタクシーやバスよりも、むしろこれです! トウクトウク(オート三輪のタクシー)は、安価でスリ
       ルと爽快感抜群です!

初日なので奮発してカニ料理のレストランに決めました

これから料理されるのを待つ蟹たち! どれも大きくて美味しそうです

ふんわりとした卵の絡んだ「蟹カレー」 激ウマでした

       2日目 いよいよ各店舗を廻って宝石鉱物の原石探しです先ずはシーロムのジェムトレーディングセンターから少し離れた場所
       にある宝石の市場ビルに路線バスで向かいましたが、余りめぼしい物が無く近くの有名な「鶏御飯屋」で早目のお昼ご飯を。途中、
       バスの中から先日の爆弾テロ現場をちらりと覗きましたが今も厳重な警戒でした。
高架の下の道路が爆弾テロが発生した場所です

        このお店の人気メニューは蒸鳥をタイ米の御飯に載せて特製のピリ辛ソースを掛けて戴く「鶏ライス」です、お昼時を問わずいつ
        も混雑している人気店です。



量は多くありませんがとにかく美味しくて安い!


こちらはマンゴーともち米のスイーツ、美味しいのですがちょっと甘いかな?

バンコク市内は多くの露店で賑わっています、また東洋のベニスと謳われたように運河も沢山見られます


午後からはシーロムのジェムトレーディングセンターに戻り集中的に買い付けです


松平さんがミャンマー・モゴク産のスピネルを見つけました、色・形の良いものをセレクトします。


こちらの店ではマリ・ガーネットを選びます


ジェム・エイコーの谷田さん、ミャンマー産スピネルのセレクトの仕方に気合が入っています。


こちらはマダガスカル産のアイオライトをチェックするエム・ストーンの光宗さん

       今日は一日原石のセレクトで目が疲れ果てました、そろそろ店舗が閉まる時間になったので滞在しているホテルに隣接するレス
       トランでタイ料理中心の夕食です。

手前から時計廻りにタイ式チャーハン、空心菜の炒めもの、マンゴーの千切りココナッツ味サラダ、それとチョット薄いタイビール。


何が辛かったんでしょう? 光宗さん酷い顔!

      3日目、今日で光宗さんと私は帰国の途につきます。最後と言うのでジェムトレーディングセンターの顔役JRさんが本格タイ式
        マッサージに連れて行って下さいました。

左から3人目がジェムトレーディングセンターの顔役JRさん


さて、どのお姉さんがマッサージしてくれるのかな? 待ち時間がもどかしい!


        初めて経験した本格的なタイ式マッサージでした、私にはとても合うようで気持ちが良くて途中何度も寝てしまう程でした。全員
        極楽顔で夕食は中華です、場末の小さなお店でしたが味は文句なし、タイは本当に良い所でした。

        今回のバンコク買い付けには松平さんに何から何までお世話になりました、この場を借りて御礼申し上げます。

ミュンヘン ショー 2015
2015年10月
        ツーソン・ショー サンマリー・ショーと並ぶ世界三大ショーであるミュンヘン・ショーに行って参りました。今回の往路は成田から
        ベルギーのブリュセル経由でミュンヘンに入りましたが、乗り継ぎも問題無くスムースなミュンヘン入りでした。
        ミュンヘン国際空港でエムストーンの光宗社長と待ち合わせて空港リムジンバスでミュンヘン中央駅へ、そこから地下鉄2号線
        に乗り、ショー会場の有るメッセ駅の一つ手前メッセ・ウエスト駅を降りると地上に出たらすぐのところに今回滞在のホテルであ
        る「ノボテル」が建っています。このホテルからショー会場までは徒歩でも12〜3分ですので、至って便利なロケーションと言え
        ます。

近くのスーパーマーケットで美味しそうなワインを買い込みます (海外出張での最初の買い物は石で無くいつもお酒です)

ドイツまでの長旅お疲れ様、買付けの成功を祈って日本から持ち込んだ粗末な缶詰をアテに先ずは乾杯〜!

翌朝は早目に起きてショー会場に、今日は出展者の搬入日初日ですがセッティングの最中でも良い物を見つけてゲットします。
街路樹は盛んに散り始めていて既に冬の景色です、お〜寒っ!

ショー会場入り口ですが、まだ一般の入場者は居ませんので妙にガラーンとしています

今年のテーマは 「氷河期の大型動物たち」、入り口広場にはマンモスのハリボテが


会場内の屋外通路には様々なハリボテが、一般日には大勢の子供達に囲まれるのでしょうね

上級標本の展示はほぼ出来上がっています、自然金や自然銀の立派な物がゴロゴロ

緑柱石シリーズ、ユタ州産のレッドべりルなど一桁多くて手が出ません

こんな物が自然であるんですね! 紫水晶の上に方解石とてっぺんには方解石の珠が (ブラジル産)

セッティングの完了しているテーブルから仕入れ開始!

お昼は時間が勿体ないので屋台のソーセージで済ませました

サン マリーショー と スペイン紀行
2015年6月
        毎年6月後半にスランス北東部のアルザス地方の寒村サンマリーで開催されるミネラルショーと、その後に隣国スペインで買付
        けに行って参りました。
        サンマリーショーは、ドイツ・ミュンヘンショーと並ぶヨーロッパでは比較的規模の大きなショーです。特別な箱物で行うのではな
        く、山間の寒村の一部のエリアを会場として囲い、その中で世界中の業者がひしめき合いながら石を販売するスタイルで、周囲
        の長閑な風景と相まって大変美しいショーと言えるでしょう。 ただし、駐車場探しに苦労することと宿泊施設の慢性的な不足が
        問題となっています。従って私達はドイツとの国境の町「ストラスブール」で宿を取り、毎日ショー会場までレンタカーで通います。
        片道1時間ちょっとの道程ですが、アルザス地方の田園風景を眺めながらの往復もまた楽しいものでした。


今年はエム・ストーンの光宗社長が運転手役を務めて下さいました

アルザス地方の田園風景、正面の山の裏側がサンマリーのショー会場

何とか駐車場が確保できました、これからショー会場内へ。

至る所に販売テントが張られています、馴れないとまるで迷路です。

化石屋さんも結構あります

英語圏以外の業者さんも多いのでなかなか会話が進みません!

以前国内のミネラルショーなどでお手伝いをして頂いたノリコさん、生後半年のお譲ちゃんとショーに来ていました。オジサンに 「あかんべー」

会場内の仮設食堂でピッザを頼んだら、何と使い古しのようなベニヤ板に載って出てきました! でも、とても美味しかった。

近くの小学生達が課外授業で沢山来ています、「何か石をチョウダーイ」 とせがまれて困惑顔のPetrov氏

         会場近くの小高い丘の中腹にワイン醸造所があります。アルザス地方は白ワインが特に有名で、昨年同様辛口の白を纏め
         買い。でもこのお母さん、全く英語が通じません いゃーワイン買うにも一苦労です。「ここはフランスだョ、ちゃんとフランス
         語で喋れ!」と言われたのかも知れません・・・。

宿泊をしたストラスブールの街並み、ヨーロッパ ぽいでしょ。

街の中心にあるストラスブール駅、モダンですなー

街を流れるイル川 (セーヌ川の支流)沿いのレストランでちょっと贅沢に夕食です。パッピーギフトの山田社長らと

スペイン に向かう!
         フランス・サンマリーショーでの買い付けも終わり、いよいよスペインに向かいます。先ずはドイツ・フランクフルトから飛行機
         でバルセロナへ、ここで2〜3日休養日です。

        スペイン第二の都市バルセロナは地中海に面したヨーロッパでも屈指の観光都市で、1992年夏にはオリンピックが開催され
        水泳の岩崎恭子選手や柔道の古賀稔彦選手の金メダル、女子マラソンの有森裕子選手の銀メダルなど日本選手の活躍は
         記憶に新しいところです。


        そしてバルセロナには多くの世界遺産が登録されていますが、何と言っても先ずは「サグラダ・ファミリア」でしょう。サン・ホセ
         帰依者教会の本堂として1882年に着工、翌1883年には初代建築家ビリャールからアントニオ・ガウディに引き継がれ、晩年を
         キリスト教徒として生きたガウディは、この教会の建設に後半生の全てを費やしたそうです。と言う事で私達もすっかり観光気
         分で訪れてみました。
バルセロナで一番人気の場所だけあって朝から大勢の観光客で賑わっています

内部も人ばかり

アンモナイトではありません! 塔の最上部までエレベーターで昇れますが、降りはこの螺旋階段のみ。

        建設途中の写真が飾ってありました、1906年とありますから明治39年の様子です。しかしこのサグラダ・ファミリアは現在も
        まだ建設途中で、完成はいつの事やら?

塔の建設は現在進行形です

サグラダ・ファミリアをあとにして人気のランブラス通りをブラブラ

途中で石屋を冷やかしながら、そろそろガソリン補給の時間です。

適当なバル (スペインの居酒屋) を見つけて小休止(大休止になってしまった・・・・。)

ウーン どれにしようかナ

バルセロナは海鮮が良いです、イカのガーリック風オリーブオイル炒めと白ワインで。

翌日はバルセロナ市街や地中海が一望できる名所 「モンジュイックの丘」 に登ってみました。

        東側に広がる地中海、バルセロナ港には大型客船が停泊中です。丘の上に建つモンジュイック城には攻めてくる敵を睨む
        ように大砲が何門も据えられています。

今日のランチは、王の広場近くにあるサンタ・カタリーナ市場に併設されている海鮮レストランの「クイナス・サンタ・カタリーナ」で。

どの素材も新鮮で美味しそう!

で、光宗サンは定番の海鮮パエリヤ

私は中華風スパイシー海鮮焼そばです

どちらも日本人の口に良く合いバッチリでした

バルセロナでたっぷりと遊んだ後は約束していた業者の住むスペイン南東部にある街ムルシアに向かいます。
バルセロナの玄関サンツ駅から特急列車に乗り7時間の行程です。

        途中はと言うと光宗さんとビュッフェで飲みながら時間を潰しますが、流石に列車に積んであったワインが無くなるまで呑んだ
        ので相当酔っ払いました。

長い列車の旅お疲れ様です! 午後7時過ぎですがまだ明るく気温38℃

バタバタと仕入れを済ませ翌日昼過ぎの列車でマドリッド経由で今回の旅の目的であるナバフン黄鉄鉱鉱山へ向かいます
スペインの首都マドリッドでの乗り継ぎ

ムルシアで仕入れた商品を抱えながら出発から10時間でナバフン鉱山に最も近いログローニョに到着です

        ここでトラブル発生! 駅前のタクシー乗り場で順番待ちする事暫し、直前の黄色いスーツケースを持った兄さんがタクシ
        ーに乗っていよいよ私達の番と思ったのですが、1時間近くたっても空車が来ません。時刻は既に午前零時近くとなり、駅
        舎を閉める役のオバサンが出て来たので思い切って聞いてみると 「呼ばなきゃタクシーは来ないよ!」 と言われビックリ。
        何とかそのオバサンに空車を呼んで貰い予定より大分遅れてホテルに辿り着きました。

いよいよナバフン鉱山へ
余り眠れずに夜が明けて鉱山からの迎えが来るのを待ちます

約束の午前8時少し前に迎えの車が到着、約1時間30分程でナバフンに到着の予定です。

 
予定より少し遅れましたがナバフン村にやって来ました

 
「村はとても小さく数十人が暮らすだけ」 と、通訳役のメキシコ人 ダニエルが話してくれます。

ナバフン村から鉱山までのアプローチ

ここからさらに4キロメートル走って鉱山に到着です

      鉱物好きの方ならミネラルショーなどで一度は見た事があると思いますが、あの真四角に切断研磨したかのようなナバフンの
        黄鉄鉱。私がこの黄鉄鉱を初めて見たのは1980年のツーソンショーでの事でした。「世界にはこんな凄い黄鉄鉱が出るんだ、
        いつかは産地へ行ってみたい!」その時このように思いましたが、果たしてそれから35年後、遂にその時が来たのです。


      ナバフン鉱山一帯は中生代白亜紀に堆積した砂岩類で構成されていますが、それはかなりの厚さに達するそうです。その一
       部にマール岩(日本式に言うと泥灰岩)と呼ばれる石灰質を多く含む層が3枚発達していて、その中に黄鉄鉱が成長しているの
       です。

       1960年代初め、鉛・亜鉛の鉱床を求めてこの一帯が調査されました。しかし有望な鉱床は発見できず探査は終了しました。そ
       の調査に参加していたペドロ氏が後にナバフン付近で黄鉄鉱の含まれた層を発見、これを何とか商売にしようと鉱区の設定と
       採掘の許可を願い出て、1965年に漸く許可がおりました。1970年より本格的な採掘を開始し標本用として黄鉄鉱を生産し、現
       在もなお採掘は続けられています。

       当初は地表付近に走る一番上層を採掘していました、この層準からは大きくて見事な結晶が沢山産出し世界中のコレクター
       を驚かせましたが、現在ではもっと下の層準を採掘しています。なんと言っても標本用に供するため、大掛りな機械を導入し
       ての採掘は無理があり手作業での採掘となりますので生産量は限られます。特に現在は層の傾斜が15度ほどで緩やかに
       潜り込んでいるため、掘り込むほどに深くなり水が溜まってしまうため効率が極端に悪くなりました。勿論ポンプで排水はして
       いますが、追いつかない状態です。

       また、1cm程度の大きさの結晶は幾らでも有りますが、標本として価格がはる大型の結晶を含む部分は意外と少なく
そのよ
       うな場所に辿り着くまではただ掘り崩すだけの無駄な時間が費やされます。

赤矢印の部分にしか黄鉄鉱は含まれなく層の厚さも最大で3メートルほどで膨縮を繰り返している

上の写真の崖に近づくと足元には結晶がパラパラと(約2cm)

マール岩層の断面には無数の黄鉄鉱が!

鉱山の広報担当者よりダニエルに通訳してもらい説明を受ける

        黄鉄鉱を含まない部分の岩にはこの堆積が陸水成のであると言う痕跡が 「この表面の模様を見てくれ、小波で出来た跡が
        はっきりと見えるだろ」

「これを見てくれ!」 恐竜の足跡だ

現在黄鉄鉱を掘っている場所が写真中央の赤い服を着た人が立っている少し右側の一際白っぽく見えている部分

ここでは比較的大型の結晶が集中していて、専門の掘り子が日傘を立てて手作業で採掘していた。

現場を終えて事務所に向かう (左より社長のペドロ氏、通訳のダニエル氏、小生)

ペドロ社長とは5月の中国湖南省でのミネラルショーでお会いしたばかりなので和気藹々 (但しスペイン語は小生全く話せず)

事務所に戻り採掘後の原岩を出荷出きる様にするまでの全工程を見せていただきました
大型の結晶が嵌った原岩

トリミング作業

更なるトリミングとクリーニング作業

完成品、社長のお気に入り標本

上級標本ばかりを仕入れました

鉱山での全ての仕事を終えて、ぺドロ社長がお昼をご馳走してくれるそうです。

        このログローニョを含むリオハ一帯はスペインを代表するワインの産地、特に赤ワインは秀逸で美味しい郷土料理の数々も相
        まってついつい飲み過ぎてしまいます。

        Rioja(リオハ)の赤ワインが余りに美味しかったものですから帰路にワイン工場に立ち寄ってもらいました。ここの社長さん
        (中央)もわざわざ日本から来たのならと工場内を案内してくれました。でも中はチョット寒ーい!

で、ここでもお土産に赤ワインを箱買い。帰りが重いのにね!

Hunan Gem & Mineral Show 2015
2015年5月
        中国湖南省で行われたミネラルショーに参加いたしました。今年の会場は昨年までの Changsha (長沙)では無く、南にある
        Chenzhou (チェンゾウ市)の展示場で行われました。Chenzhou には空港が無いので、成田→北京→広州と飛行機を乗り継
        ぎ、広州駅→Chenzhou西駅までを中国式の新幹線で移動しましたが、結局成田空港から一日掛かりでやっと辿り着き、ヨー
        ロッパに行くのと変らない遠さでした。
        帰路は南部の大都市「広州」で、リーワン広場と呼ばれるアクセサリーや宝石、原石など何でも揃うと言われているマーケット
        を見学して帰国しました。旅程5日間と忙しい出張でしたが、湖南省 Chenzhou 周辺は蛍石の産地が多いので知られていて
        今回はそこそこの量の蛍石の良品が見つかり、充実した仕入れが出来ました。


往路の北京空港、深刻な大気汚染を心配していましたが思ったより空気は綺麗でした。

広州から会場のある Chenzhou までは中国の新幹線を使います(Chenzhou West 駅にて)

ホテルより会場(中央の白い建物)を望む、左端はスタジアム。まだ周囲は畑がいっぱいあります

初日の開場直前は開門を待つ人達で道路までいっぱいです

会場正面入り口にて

梱包を解きながら商品を並べるのに大慌ての中国人ディーラー

2日目の夜は中国人ディーラー達と地元の湖南料理で大騒ぎ、湖南料理はチョー辛い!

       帰路、広州市内にある巨大マーケット 「リーワン広場」 を夕刻まで視察、左手に建つ高層マンションの地下1階から地上6階
         までが全てショップです。


         ビーズやアクセサリー全般、消耗品など何でも揃います。鉱物標本と呼べる物は2階に集中していますが、ラベルなど望
         む方が無理と言ったレベルです。

       Tucson Show  2015
                                     2015年1月

          世界最大のミネラルショーが行われるアメリカ・アリゾナ州ツーソンに行って参りました。今年は雨の殆ど降らない砂漠の
          街ツーソンでは珍しく、着いた日から3日間雨に降られショーの出端をくじかれた感もありましたが、4日目以降はいつもの
          真っ青な高い空が広がるアリゾナに戻り、販売・仕入とも調子が上がりました。
          話題の高かった鉱物としては、ブラジル・バイヤ州で見つかったデュモルチ石を包有した青色の水晶などが人気で、小さ
          い物ですが幾つか買い付けました。他にも最近では殆ど出回らなくなったブラジル・パライバ産のパライバトルマリンのお
          手頃価格の標本や、タスマニア産の繊細な紅鉛鉱を壊れない様に自ら手荷物として持ち帰りました。
          また、今回は2月6日に現地より発送した大部分の買付標本がアンカレッジで止まってしまうアクシデントが発生したため、
          買付標本のアップが遅れてしまいました事をお詫び申し上げます。


この土砂降りではどうにもならず、10号フリーウエーの高架下でじっと雨宿りです、オー寒!


翌日も降り止まず自分達のホテルから出る気にもなりません。


そして漸くアリゾナらしい青空が戻って参りました。(ダウンタウン方面を望む)


今回行動を共にした柏木サン、町のシンボル 「Aマウンテン」 をバックに はいポーズ。


今年からはドイツ人の友人 Gunnar の部屋で日本の鉱物を置いて販売しました。その Gunnar サンが結構良く売ってくれるんです!


マイアミ大学の教授 John.Rakovan の紹介で、日本の閃亜鉛鉱のまともな標本が欲しいとメールして来て下さった Presmyk Walter さん
ご夫妻が私のスリーピングルームを訪ねて下さいました。日本から運んで来た秋田県佐山鉱山産の上級標本を見るなり、「買わせて戴
きます!」の一言。この石結構なお値段なんですが (日本のサラリーマン・管理職の月収ほど)、流石アメリカのお金持ちは違いますね。




無事に閃亜鉛鉱が売れたんで Rakovan 教授にお礼方々皆で行きつけのスシレストラン「芳松」でドンちゃん騒ぎ
左から教授の奥さんMonica、ミシガンの博物館の学芸員 John、ドイツ人ディーラーGunnar、Rakovan 教授、柏木さん




また別の日、LAから愛犬のルーク君と自動車でやって来たマキコさんらとタイ料理のお店に。
2008年に一度来た時は凄く美味しい印象があったんですが、今回は何だかアメリカ人向きの味付けになっていて今ひとつ!


今日は 「口直し」 と言う訳じゃないんですが、仲良しのスペイン人業者とスシバーに、写真を撮ってくれたヤンキー姉ちゃん、ちょっとブレてますけど!


そんなに外食していると財布は軽くなるばかりですので、普段は部屋で飲兵衛達が集まり安ワインで乾杯です。
左からクリスタルワークスの村山さん、柏木さん、エム・ストーンの光宗さん